「いい家をつくる会」のコラム ”ご存じですか?” 黒柳建設編
 
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SCの家を計画する様になって 
ますます顕著になってきたことがあります編 −(2)

 

「サッシ(サッシュ)マドのお話し、Fixマドが多くなりましたよ!そして、Low-Eガラスを真剣に考えますね!」です。
 

5月の連休は、東京地方 随分と温度が上がっています。空はとってもきれいに晴れ渡っていて、風もゆっくりですから、太陽からの陽射しはかなり強く感じられます。休日の散歩、ウォーキングを楽しんでみえる方々の姿にもそれが感じられます。
犬を連れての散歩、ちょっとの散歩の方々には半袖スタイル、Tシャツスタイル、半ズボンの方も見られますし、ガッチリ紫外線カットを考えて、長袖のものに白い薄めの手袋、深めの大きな帽子、両方肘を曲げ伸ばし、規則正しくのウォーキングの人達。
 

さて、第2回目はサッシ(サッシュ)マドのお話しです。
現在は、高気密高断熱の家を造らせていただいているのですが、8年〜10年位前迄は、その頃で言えば普通のスタイルの家を造らせて頂いていました。
マドは枠(サッシュ)はアルミ、ガラスはペア(複層)ガラスとかではなく1枚のものがほとんどでしたね。中には音のことを考慮して2重のガラスのものもありました。
結露のことも、温度のことも、今の様な考えがなかった様にと思い出されます。
 

高気密高断熱のことを知ってからというよりも、このスタイルの家がいいゾと自覚してから、初めてサッシュマドの価格の高さにびっくりしたのです。
高気密高断熱の家のサッシュマドは、この“断熱サッシュ”と通称呼ばれているマドが基本ですが、最初は“ヘェー、こんなサッシュマドがあるんだ!、そして、高気密高断熱の家は、このサッシュマドが基本仕様なんだ〜!!”という程、驚きました。
知らないってことは本当にこわいことなんだな〜。です。
 

そして、ガラスは空気層をもった2重ガラス(小さいマドは、2枚の3mmのガラスの間に、12mmの空気層がある合計18mmの厚さのものが一般的です)、中に乾燥材が入っていて、2枚のガラスはコーキングされていて気密が取れています。
一般的に、戸建の住宅の場合は、このサッシュマドは、“サッシ屋さん”と私共は呼んでいる業者さんから私共は購入するのですが、それ迄のサッシュマドの場合、サッシ屋さんが、ガラスをガラス屋さんから購入して、枠の材をアルミ建材屋さんから購入してアルミとガラスと組み立てていました。
が、断熱用サッシュマドの場合は、乾燥材が入っていて、気密が取れていてという風なスタイルになってしまっている為に、ガラスメーカーさんの工場でこの断熱ガラスを作ってしまって、それをサッシ屋さんが購入して、アルミの枠にはめ込むというスタイルをとっています。
ので、サッシュマドの寸法とか数量とか種類、これは引き違いマドとかFixマドとか、上げ下げマドとかのことです、を十分にプランニングの中で検討をして発注をしておかないと、変更になったときとか、寸法的に大きすぎるとかで現場施工がダメとかになりますと、さあ〜大変です。新しいサッシュを追加注文しなくてはいけません。
又、寸法を変える、切り詰めるなどとなりましたら、それは作製時間もかなり要しますし、費用もかなりUP致します。ので、特に大きさを特注する(高さ、巾を小さくすることを言っていますが)などは、どのサッシュマドを使おうか十分すぎる程の検討が必要となります。
 

次に、断熱サッシュマドの遮(しゃ)熱性・断熱性についてお話しします。
まず“遮熱”とは、外から家の中へ入る熱をカットする(防ぐ)事を言います。
そして逆に、家の中から外へ出て行く熱をカットする(防ぐ)ことを“断熱”と言います。
これ案外“あっ!そうなの!”ですが、断熱サッシュマドを利用する場合も、その外の件でこのことを考える時にも、覚えておくと、とても便利で重要なことです。
 

一般的に、住宅等で利用していますマドガラスで、LOW-Eガラス(省エネガラス)と呼んでいるガラスは、2重ガラスで、中に空気層があって、気密がとれていて、乾燥材が入っています。
そしてそして、LOW-Eガラスと呼んでいる場合は、この2重ガラスの外側(この場合は屋外側を言っています)のガラスの内側(空気層側)にLOW-Eコーティングがしてあるものを言っている様です。
LOW-Eコーティングとは銀とアルミ等の金属の皮膜をコーティングしているものとの事です。(ベルックスさんより)
そして、これは、特に遮熱性に大きな効果を表しています。その性能は、例えばトップライト(天マド)に採用させて頂いているベルックス社の今現在のカタログでは、絵で表現されていますが、こんなことが書いてあります。
 

遮熱性について、
一般のペアガラスは21%をカットするとあります、そしてそれが、ベルックスの遮熱断熱ペアガラスでは60%をカットすると表現されています。これ、もっと前のカタログではもう少し小さかった様に思うのですが、その違いはすみません調べていませんです。それとも記憶違いなのかな〜。
そして、又、これも以前のカタログでは、では一重のガラスの場合は?、も載っていたか?、と思うのです。そして、その絵には、約10%のカットであった?・・・すみません、これも記憶違いであるかもしれませんです。
 

そして、又、同じく断熱性能も載っていました。
一般ペアガラスの場合、K値はK=2.9kcal/m2h℃とあって、それが、ベルックス社の遮熱断熱ペアガラス(LOW-Eガラスのこと)では、K=1.0kcal/m2h℃となっていて、遮熱断熱性が、このLOW-Eコーティングされた2重ガラスでは随分とUPされています。
 

と、あると、一般的には“ワァ〜すごい!”となりますが、しかし、実際にトップライトが南面にあって、その部屋が例えばBEDROOMであったとした場合、陽射しが強くなってきた春頃からすぐに、もう熱い!と感じる方が多いですから、日除けブラインド、カーテンとかを十分に考慮しておかねばいけませんね。
そしてそして、その断熱サッシュマドでもこうですから、そうしていないサッシュマドでは、もうちょっと、想像を超えたすごさであることは言うまでもないことですし、そのすごさは、いつも体感しておりました。
そして、しかし、ベルックス社は全てこのLOW-Eガラスが標準品となっていますので、万が一注文する時に、“あっ!LOW-Eガラスにするのを言い忘れた!”ということがあってもその点は安心です。
 

・・・・
どうも、何か、ベルックス社さんの宣伝マンみたいになってしまっていますが、ずっと以前にもお話し致しました様に、何の関係もありません。
 

唯、とても気に入っていますといいますか、とてもポリシーがキチンとしている様で、ずっと、もう30年位利用させて頂いているのは確かです。
 

そして、次に、トップライトを取り付けする場合、その取り付けの位置は、方位がとっても重要になってきますということに、ご注意下さいませ。
高断熱高気密住宅の場合、その性能から考えて西陽、もっと言えば南の陽も東の陽も、十分に注意する必要があります。特に西陽は、まず先に要注意です。
 

さて実際、お住みになられますと、皆様、少しずつ段々とその性能について考えられることが出てくる様です。
不思議なのですが、確かに、それ以前の今迄のスタイルの一般的な住宅であった場合、家の中では暑い寒いは普通の感覚であった様に思いますが、このSCの家にお住みになられると、住んでみえる人達の感じ方は、かなり繊細になってこられる様ですね。
 

SCの家の毎日の温度変化は、外の上がり下りの激しい変化に比べてずっと小さいですし、又、今迄の住宅のそれに比べても、そのなだらかな変化の状態をとても素早く感じてみえるのですね。
これ、不思議です。
 

例えば、
“あっ!ちょっと寒いな〜”
“あれ!少し、昨日より温度低くないかい?”
“今日は少し室温が高い様だけど、外気温はどの位なの?”
などと、本当に1〜2度の違いをすぐに感じられる様です。これはちょっとおもしろいな〜と思っています。
 

西陽のことを考えて、西側のマドを十分にプランニングするのですが,出来て住んで頂いてからのご感想は、
多くは“もう少し小さくすれば良かったかな〜”とか、
“ここのマド必要なかったかもね〜”とかのお話がありますね。
ただし、これは明るさは十分に、それでもOKと考えての案です。
 

勿論、立地、方位、隣地、他色々なことにもよりますのでケースバイケースです。
そして、LOW-Eガラスマドを、お考えの中に入れてみられる方もおられたりしますが、まだこちらの方は、少数の方となっています。
高気密高断熱の住宅にはとっても重要な部分ですから、将来的には、どうなっていくのかな〜と、楽しみに思っています。
まだまだ住宅のサッシュマドとして、このLOW-Eガラスは標準品としてなっていませんね。どうしても、特注といいますか“ここはじゃあ〜LOW-Eにしましょうか!”という風に、特別なマドという感じて決めていますのが現状ですので、採用がまだまだ少ないでしょうから、価格的にもまだまだ高額なものとなっています。
これが標準品としてなってきた場合は、グーンと利用しやすい価格帯になってくれるかなと、実はとても期待をしています。
 

SCの家は、家の中の温度の感じがとてもよく、空気がサラサラしているとよく言われますが、
それは、外断熱であることと、
インナーサーキットがあることと、
24時間換気があること、
・・・・
(そして一番重要なのは木造であること、もしかしたら、柱・梁・土台を使っている在来工法であること、かもしれませんね)などが、
主に大きな要因と思いますが、その為にマドを開けることが非常に少なくなっています。
決して、高気密高断熱住宅で24時間換気システムの家だからマドをあまり開けないで、というだけではないのです。
開けて外の空気を取り込まなくても“いい感じ”ということが大きな理由なのでしょう。
そして、24時間換気が作動していますので、空気のよどみよごれがとても少ないのです。
そして、ここから更に、例えば、トイレのマド、洗面室の窓、おフロのマド、居室の2ヶ所以上あった場合のメインのマド、ローカのマド、収納室のマド、などはますますもってまず開けないことが多くなります。
そしてそして、何度も色々とお話ししておりますが、我が家の場合、トイレのマドは、1年に1回、12月30〜31日の大掃除の時に、外側のマドガラスの掃除の為に、本当に唯一1回開けられるのです。
我が家のトイレのマドは位置的に、上の方にありますから、目線から離れていますので、ガラスの外側の自然のよごれは気にならない、気にしないと言えば全くその通りなので、内側だけきれいに拭いておけばまあ〜それで十分なのですが、・・・・そうか!そうだ!!、今年は内側だけにしましょう。
 

夏になりますと、朝は5時頃からの1〜2時間の涼しい空気は、マドをオープンにして取り入れたりする方も多数おみえですので、家の北側に位置します窓は、少なくとも、各階1〜2ヶ所は開け閉め出来る様にプランニングされるとよろしいですね。
我が家も、時々、思い出した様に北側のマドを開けたりしています。
夏の朝の、南から北への、涼しい風を取り入れることはとてもいい様です。家の中のもの全てを、少し温度を下げるのに役立ちますね。
ですので、マドの形状については、ここが本当にFixでなくてもいいのかな?、の検討は1つ1つやってみて頂くことがいいかと思います。
 

それから、我が家は、今年も、1年間おフロのマドは開かれませんでしたね。すごいですね〜。
(唯、入口の折戸は、使用していない時は常時オープンにしています。)
で、ここもFixマドにしてもよかったかな〜ですが、まだまだ少し慣れていませんのもあるかもしれませんが、お客様には“必要ないかもしれませんね・・・”と、ちょっと自信がない感じで言ってしまっていますが、もう1〜2年たったら、確かに自信を持って、そうなっているかな・・・(?)、と想像もしております。
 

そして、このFixマドの利用は、もうしばらく、あ〜でもないこ〜でもないと、色々の面から考えられてくるかと思っています。そして、利用される数は必ず多くなるでしょう。
 

次回は、第3回目、「吹き抜けが多くなった! それも1階から3階迄の、だったり!」です。
お楽しみに!

 



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