「いい家をつくる会」のコラム ”ご存じですか?” 黒柳建設編
 
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"SCの家"づくり

その4. 3つの空気の流れって何ですか?(1)


いつも"ちょっと気をつけましょう。"と思って、お客様とお話しさせていただいています。5つのお話しシリーズ。

SCの家は3つの空気の流れがあります。この3つの空気の流れが、"夏涼しく 冬暖かく" を醸しだしてくれている、大事な要素の1つです。その3つの空気の流れとは?
第1に、外通気(アウターサーキット)をとっていること。
第2は、内通気(インナーサーキット)をとっていること。
第3は、24時間換気(計画換気)がとられていること。
この3つですね。その3つについて、それぞれどんな風な仕組になっているのか? そしてそれは何の役目があるのか? について、1つずつお話をしていきましょう。
 
まず第1に"外通気をとっていること"のお話です。

外通気をとるということは、建物内の外側の部分に自然の空気を、建物の下方・土台の高さ辺りから入れて 壁を昇って、屋根の頂上・棟から外に出すことであり、それは外壁から入ってくる暑さを少しでも小さくしようというものです。

その仕組について詳しくお話し しますね。
外壁の、外断熱を貼った部分とその外側の外壁の仕上材(例えば サイディング 又は モルタル下地の上に吹付仕上 他)との間に空気が昇っていくことが出来る様な空間をつくります。これを外通気層と呼んでいます。
外断熱材を貼って、打ちつけて、断熱材のつなぎ目に気密テープを貼った上に、縦方向に角材(縦胴ブチと言います。小口が20m/m×30m/m位のもの)を等間隔の454.5m/mピッチで打ちつけていきます。土台付近の所は ここから空気を入れるのですが、虫とか雑物が入らない様に空気は通すことが出来る、防虫通気材を水平に貼っていきます。

窓の廻りについては、窓の下端は角材(縦胴ブチ)とサッシの枠材とで Tの字になって、空気が上に昇っていかない様に止めてしまってはダメですね。角材とサッシの枠材との間に50〜100m/m位の隙間をつける様に角材を小さめに打って、昇ってきた空気が横に逃げて昇っていける様にします。又、窓の上端も同じですね。

次に屋根ですが、外壁と同じ様に外断熱材を貼って(打ちつけて)気密テープを貼った上に、屋根の登る方向に屋根垂木を、やはり 454.5m/mピッチで打っていきます。そして棟木の所で空気の流れが止まらない様に、棟木の所で50〜100m/m位棟木部分と垂木との間に隙間をつくります。屋根垂木を打ち終ったら、この上に野地板を貼ります。これも棟木部分では隙間をつくっておきます。そして、防水シート(アスファルトルーフィング)を貼ります。これも又、棟木部分は空気が流れる様に、カッティングしておきます。屋根材を打って 棟には換気棟と言って、空気が通って外に出られる様になっているもの、これを取付します。

さて、空気は土台の部分からこの外通気層に入り、外壁を垂直に昇って、一部は窓の下より横に流れ 外壁部分に入って昇り、そのまま屋根の外通気層に入って、又 屋根を勾配通りに昇って棟通気を通って 換気棟から外に出ます。屋根が日射熱によって熱くなって、その下の外通気層にある空気が温められて上昇していく、そして棟換気より外へ出る。すると下から空気が吸い込まれて、又 同じ様に 壁を通って 屋根を通って 外に出る。これがずっと繰り返されています。その仕組が建物に施工されますと その後は、このシステム("下から空気が入って 温められて 上昇して 換気棟より外に出て 同時に下から又入って・・・")は全く自然に行われています。そうですね、これは空気の"温かくなったら上昇する"という性質を利用しているものです。

どんな効果があるかといいますと、外断熱材に与える熱を少しでも防ぐことが出来る。これは、家が暑くなるのを防ぐ役目をしています。外通気の大きな役目はこれです。
外通気・外通気層のお話はいかがでしたか? 

次回は、内通気についてのお話です。お楽しみに


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